汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の2種類があります。
体全体に分布するエクリン腺はほとんど臭いの無い汗をつくります。
一方、陰部、脇の下、乳首など限られた部位にのみ分布しているアポクリン腺は、
皮膚表面で細菌に分解されると特有の臭いを発する汗をつくります。
アポクリン線が多い体質の人は、特定の部位の汗が強い臭いを発してしまいます。
それが「ワキガ」体質です。
アポクリン腺の多い体質は遺伝します。
そして、ワキガの人は全員耳垢が湿性です。
(耳垢が湿性の人がすべてワキガというわけではありません)。
多汗症(たかんしょう)とは、
エクリン腺から分泌される汗が必要以上にでる症状・病気、または体質のことです。
全身に起こる場合を全身性多汗症、手のひらや足の裏、わきの下など
特定の部位にだけ起こる場合を局所性多汗症といいます。
汗はだれでもかきますが、日常生活が肉体的、
または精神的に困難になった場合「多汗症」という病気と判断されることになります。
美容外科におけるワキガ・多汗症の治療

ワキガの治療には以下の治療法が用いられます。
現在最も効果が高いと考えられている方法
『剪除法』は、アポクリン汗腺をしっかりと除去する手術法。
ワキ下の皮膚を3~4cm切開し、
ドクターの肉眼で判断できるアポクリン汗腺をできる限り除去します。
以前行われていた「切開法」のように、入院したり、大きな傷が残ったりすることもありません。
ただこの方法は、
皮下組織の中にある汗や臭いの原因である汗腺を医師の目で一つ一つ丁寧に
確実に取り除いていくというものなので、
医師の技術力により大きく結果が異なってしまいます。
ですから、慎重な美容外科選びが絶対必要となります。
信頼できる美容外科を見つけたら、カウンセリングからしっかりと行い、
納得して手術に臨みましょう。
脇の下を切開し、皮膚を反転、裏返して汗腺を1個1個切除またはレーザーで焼却する方法。
医師が、目で確認しながら行うので確実な効果が得られます。
しかし、大きな引き連れ傷が残る、入院の必要がある、
術後の回復に時間がかかるなどの理由から、現在ではほとんど行われなくなりました。
皮膚の上から超音波を照射し、汗腺周囲の組織を軟らかくし、
1cmほど切開し、汗腺周囲を専用の器具で吸引します。再発の可能性があります。
レーザーを皮下から照射し汗腺を破壊する画期的な方法。
再発の可能性があります。
ボトックス注射で汗腺の機能を一時的になくす方法。
半年程度で再治療が必要となります。